「インスタグラム」などのソーシャルメディア上では、インフルエンサーのフォロワー数がある値に達すると、「いいね!」率が下がる傾向にあリます。
ある調査によると、インスタグラムの投稿に対する「いいね!」の割合は、フォロワー数が1000未満のアカウントでは8%だが、フォロワー数が1000~1万のアカウントでは4%に落ちるという結果が出ているのです。
さらにフォロワー数が増えるに従って、その率は下がり、フォロワー数が1万~10万の人の「いいね!」率は2.4%、100万~1000万では1.7%となります。これはコメント率も同様です。この結果を受けて、影響力が一番大きいのは、フォロワー数が1万~10万のもので、このような人のことを「マイクロインフルエンサー」と呼ぶようになりました。
そして、一部のエージェンシーは、このような影響力があるマイクロインフルエンサーを重要視しています。
たとえば、アーバン・グループ共同設立者のファーガスト・トーマス氏は10万~20万程度のフォロワー数を抱えるソーシャルメディアユーザーを「パワーミドルインフルエンサー」と呼び、彼らを重宝しました。予算の額が同じなら、有名人と組むよりも、パワーミドルインフルエンサーと契約したほうが、多様な集団にリーチでき成功率も高いとの見方をしているのです。
ソーシャル広告プラットフォームのナックも同様です。彼の定義ではフォロワー数が1万未満で日常的にソーシャルメディアを利用している人が「マイクロインフルエンサー」となります。彼らのフォロワーは友人や家族なので、投稿に対する信頼が高く、エンゲージメントも盛んだからというのがその理由です。
インスタグラムがコンテンツの質を重視するアルゴリズムを採用したことも、「マイクロインフルエンサー」の重要性を高めています。
彼らの投稿の方が、フォロワー数が10万以上のアカウントの投稿よりも効果が高いのです。
詳細に関しては後日アップします。