Googleでは、お店や病院、ホテルなど、口コミを投稿することができます。誰でも自由に投稿できますが、中には個人を特定されることなく投稿が可能なので、事実無根の悪口などひどい書き込みがあることも。ネガティブな口コミは、営業妨害にもなるため、削除したいと考える人も多いでしょう。そこで今回は、どうしたらGoogleの口コミは削除できるのか、くわしく解説していきます。
目次
Googleの口コミとは？
Googleの口コミは、Googleアカウントがあれば、誰でも書き込むことができます。GoogleアカウントはGmailアドレスがあれば取得できるので、一人でいくつもアカウントを持っている人も。
初めて利用するお店や病院などは、Googleで口コミを必ずチェックするという人もいるでしょう。
実際に体験したことのみを投稿する場ではありますが、お店を利用した証明を必要としないため、中には嫌がらせを行い、営業妨害をする人もいます。
Googleの口コミで悪口やひどい投稿は削除できる？
Googleの口コミに、悪口や中傷を投稿された場合、自分で削除することはできませんが、Googleに報告することで、削除してもらえる可能性があります。
まずは、Googleに削除依頼をして、それでも削除されない場合は、放置せず対策をしましょう。
Googleに削除依頼をしたいときはどうしたらいい？
Googleに削除依頼をする方法は3つあります。
個人的な理由は認められないため、Googleが禁止や制限をしている内容であることを報告する必要があります。
Googleビジネスプロフィールから
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが無料で提供している情報管理ツール。Googleマイビジネスといわれていましたが、2021年11月に名称が変更となりました。
オーナーとして登録をすると、GoogleマップやGoogle検索に表示されている会社や店舗の情報を、管理することができます。
登録しなくてもGoogleが集めた情報が自動的に掲載されますが、間違った情報が記載されることもあるため、確認をした方がいいでしょう。
Googleビジネスプロフィールから削除する場合は、ホーム画面の「クチコミ」を開き、口コミ一覧を表示し、削除したい口コミの右上にある「…」をクリックします。
すると「不適切なクチコミとして報告」と表示されます。
開くと、どのような違反をしているか、選択肢が出てくるため、該当するものをクリックしてください。
確認画面が出るので、送信ボタンを押せば完了。Googleのポリシーに違反していると確認されれば、口コミは削除されます。
削除まで3営業日ほどかかるとお知らせが出ますが、確認作業に時間がかかることもあります。
Googleマップから
Googleビジネスプロフィールで店舗情報を管理していない場合は、一般ユーザーとして報告しましょう。
Googleマップで店舗を検索して、ビジネスプロフィールから削除依頼をする口コミを表示し、「…」から「レビュー報告」をクリックします。
「このクチコミの問題点」という画面が表示されるので、該当するものを選択し報告してください。
Google検索から
Google検索でお店などを探し、右側に表示されるナレッジパネルから削除依頼をする方法もあります。
ビジネスプロフィールの「Googleのクチコミ」をクリックし、一覧から削除依頼をする口コミの右上にある「…」から「レビュー報告」を選択します。
次に表示される画面で、どのような違反をしているか選択するだけです。
Googleの口コミが反映されない？削除される口コミとは？
Googleの口コミは削除依頼を出さなくても、不適切であると認められると最初から反映されなかったり、削除されたりすることがあります。
最近では、口コミの投稿基準が厳しくなっているという噂も。具体的にはどのような口コミが削除の対象になるのか、見ていきましょう。
ポリシーに違反している場合やスパムと判断されると反映されない
Googleが定めるルールに違反している場合、口コミが反映されません。具体的にいうと、自分の店に対し自分でいい口コミを投稿したり、業者に報酬を支払い魅力的な口コミを投稿させたりする行為です。
また、個人が特定できるような内容が含まれているものも削除の対象となります。
口コミ内にURLが含まれていると、スパムと判断されてしまい、口コミが反映されないこともあります。
同一のアカウントで何度も投稿している
同一のアカウントで何度も投稿すると、口コミが反映されないことも。
また、アカウントを複数持っていても、同一の端末で投稿していることが判明すると、削除される可能性があります。
なりすまし
Googleでは、なりすまし行為は禁止されています。
店の関係者であると偽ったり、所属していない組織の一員であるような投稿をしたり、有名人だと偽る投稿はNGなため、削除の対象となります。
反映が遅れているだけの場合も
削除されたわけではなく、口コミの反映が遅れている場合も考えられます。
口コミの内容がポリシーに違反していない場合は、少し時間を置いてから見てみましょう。
Googleの口コミは何度も削除依頼を出せば消してもらえる？
結論からいうと、一度削除基準に該当しないと判断された口コミは、何度削除依頼を出しても結果が覆ることはありません。
稀にGoogleビジネスプロフィールから、削除依頼を出しても受理されなかった口コミが、一般ユーザーとしてのアカウントから削除されたというケースもあります。
Googleの口コミが削除されない！評価が上がる風評被害への対処方法
Googleに報告しても、口コミが削除されない可能性があります。
風評被害の拡大防止をするためにも、削除されないときはどのような対処をすればいいのか、チェックしておきましょう。
放置せず口コミに返信
悪口やひどい内容の口コミを放置してしまうと、他のユーザーが見たときに印象が悪くなってしまいます。
そんなときは、返信機能を利用しましょう。
口コミが真実である場合は、素直に認めて改善することを記載しましょう。
真実ではない場合でも、横柄な態度をとってはいけません。
「ウソだ」と否定をする前に、まずは丁寧に謝ったり、口コミをしてくれたことに感謝したりすることが大切です。
「口コミを受けて調査したがそのような事実はなかった」ということは伝えてもOKですが、それだけではなく「今後、接客指導を強化します」といった改善方法を一緒に記載すると好印象です。
悪口やひどい口コミを見ると、焦ってしまったり、怒りを感じてしまったりすることもありますが、冷静に対処しましょう。
いい口コミが集まるように努力する
いい口コミが多ければユーザーは安心し、悪い口コミが目立たなくなることも。
Googleで評価や口コミを見る人も、100人中100人がいいという場所に行こうとは思っていません。
いい口コミを集められるように努力しましょう。
あまりにもひどい場合は法的な措置を検討
口コミが誹謗中傷であることが認められる場合は、口コミの投稿者を特定して、裁判を起こすことも可能です。
手続きは弁護士に依頼して行うことが一般的であり、URLやスクリーンショットを用意する必要があります。
Googleのクチコミを増やすにはどうしたらいい？
Googleの口コミが少ないと、悪口やひどいことを書き込まれたときに目立ってしまいます。
まずは口コミの数を増やしましょう。
先ほどもご説明の通り、同じ端末からアカウントを変えての口コミは削除されてしまい、Googleのポリシーにも違反するため、自作自演の口コミをするのはNGです。
どのようにGoogleの口コミをお願いしたらいいのでしょうか？
直接口コミをお願いする
口コミは何もしなければ、急激に増えることはほぼありません。
そのため営業活動をする必要があります。
直接お客さんに口コミをお願いすることも一つの手段です。
ある程度口コミが増えてくると、口コミを見て来店したお客さんが投稿してくれる可能性が高まります。
チラシやポップを活用
チラシやポップを用意して、口コミ投稿を依頼する方法もあります。
チラシやポップにQRコードをつけておくと、すぐに読み込めるので回答率が上がりますよ。
SMSやLINEで口コミを依頼する
顧客情報で電話番号がわかる場合は、SMSで口コミをお願いする方法もあります。
また、店舗専用のLINEやInstagramなどSNSのアカウントがある場合は、そちらから口コミをお願いすることも可能です。
Eメールとくらべ迷惑メールも少ないため、開封率も回答率も高いのが特徴です。
まとめ
Googleの口コミに悪口やひどいことを書き込まれたときは、自分で削除することはできません。
Googleに報告して、削除したい理由を選び依頼しましょう。個人的な理由は認められないので注意してください。
また、一度削除が認められなかった口コミは、同じアカウントから何度も削除依頼を出しても、消えることはありません。
悪口やひどい内容にもかかわらず、削除がされなかったときは、放置しないでください。
口コミに対して丁寧に対応することで、評価が上がるかもしれませんよ。
また、口コミは何もしないと増えないので、直接来店した方へ口コミをお願いしてみましょう。
