スマホの動画編集方法を解説!おすすめのアプリやソフトも紹介!

2018.10.17

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ひと昔前は、動画の撮影や編集には、難しい知識や技術が必要とされていました。しかし、近年ではスマートフォンが普及したことから動画撮影や編集が手軽に行われるようになり、さまざまな動画がネット上にアップされています。その中には、素人が作成したものとは思えないクオリティのものまでよく見られるようになっています。

 

しかし、まだガラケーから切り替えたばかりの人や機械関係に弱い人は、動画の撮影や編集に対して難しいイメージを抱いているのではないでしょうか。最近では、簡単に動画の撮影・編集ができるアプリやPCソフトが普及し、やり方さえ覚えてしまえば簡単にできるようになっています。

 

この記事では、スマホでの動画の撮影・編集方法、おすすめの編集アプリやソフトについて詳しく解説していきます。「自分で動画を作りたいけどどうしていいかわからない!」という初心者の人は、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

 


スマホでの動画撮影のポイント


動画を上手く編集するためには、動画撮影のポイントを押さえておく必要があります。スマホでの動画撮影は非常に簡単ですが、さらに以下のようなポイントに注意するだけで格段に動画編集がしやすくなります。

 

 

  • スマホの向きに注意する

スマホでの動画撮影は、縦画面と横画面の2パターンがあります。作成した動画をネットで配信したり、PCでの視聴が想定される場合は、基本的には横画面での動画を撮影するといいでしょう。

 

 

  • スタンドなどを使用して手ブレを防ぐ

動画を撮影する上で起きやすい問題といえば、「手ブレ」です。手ブレがある動画は見づらく、酔いやすいため、できるだけ手ブレが少ない動画を撮影することをおすすめします。

スマホにも手ブレを軽減させる機能が搭載されている場合がありますが、素人が全く手ブレのない動画を撮影することは非常に困難です。スマホでの動画撮影時に手ブレを防ぐためには、「スタンド」を使用するといいでしょう。最近では、スマホ専用のミニスタンドや三脚が販売されています。中には100円均一ショップなどで販売されているものもあり手に入れやすい価格で販売されていることが多いため、うまく活用して動画のクオリティを高めましょう。

 

 

  • 通知は切っておく

スマホは動画撮影のために使用していない場合が多いことから、撮影中に電話やメールの通知が鳴ってしまうことが多々あります。通知が鳴ってしまうと動画が一時停止になってしまったり、最悪の場合データが破損してしまったりするおそれがあるため、動画撮影時は通知をオフにしておくことをおすすめします。アラームなども同じように切っておきましょう。

 

 

  • マイクを使う

スマホにはもちろん音声を拾うためのマイク機能が搭載されていますが、外付けのマイクを使用して動画を撮影することで格段にクオリティが上がります。

標準機能のマイクで撮影すると、話し声などが比較的小さな音量になってしまう上に、周りの雑音まで拾ってしまい、クオリティの低い動画になってしまいます。無音の動画であれば必要ありませんが、それ以外の場合であれば外付けのマイクを使用した方がいいでしょう。

 

 

  • 照明を使う

照明の有無も、動画のクオリティを左右する重要なポイントであると言えます。

基本的にスマホでの動画撮影時に照明となるのは、天井にある蛍光灯です。しかし、天井の蛍光灯は被写体に上から光を当てることになるため、影ができやすく、被写体が人である場合は顔色が悪く映ってしまいます。自然光が綺麗に当たれば問題ありませんが、撮影時間や天気に左右されてしまうため、できるだけポーダブルの照明を用意して撮影することをおすすめします。

 

 

  • ズームを使用しない

スマホのズーム機能は、できるだけ使用しないようにしましょう。スマホのズーム機能は画面に触れなければならないため、手ブレに繋がるだけではなく、画質が格段に低下するため、動画のクオリティに影響します。もしズームで撮影したいシーンがある場合は、一度動画を停止して被写体に近づき、再度撮影して編集でつなぎましょう。

 

 


動画編集ソフト(アプリ)の選び方


スマホでの動画撮影が完了したら、次は編集に移ります。動画編集をするには、PC用のソフトウエアやスマホ用のアプリケーションを使用します。ただし、これらのソフトやアプリは様々な種類がリリースされているため、どれを選べば良いかわからないという人も多いのではないでしょうか?。ここでは数多くある動画編集ソフト(アプリ)の選び方について解説します。

 

 

  • 有料or無料

ソフト(アプリ)を選ぶ上での基準が、「有料であるか無料であるか」という人が多いのではないでしょうか。

無料ソフト(アプリ)でも十分なクオリティの動画を作成できますが、中には機能性が低く使い勝手が悪いものや、開発自体がストップしていてソフト(アプリ)自体に不具合が発生している場合があります。一方、有料ソフト(アプリ)は、定期的にバージョンアップされていたり、プロも使用するような機能も兼ね備えているものまで存在します。

ただし、必ずしも有料ソフト(アプリ)が良いというわけではありません。個人的な趣味として動画を作成する程度であれば無料ソフト(アプリ)でも十分な機能があります。無理に有料のものを購入しないようにしましょう。

 

  • 欲しい機能が付いているか

動画をどのように編集したいかにより、必要な機能は変わります。自分が作りたい動画にすることができる機能がそのソフト(アプリ)に搭載されているか確認しましょう。例えば、アフレコを入れたい、テロップをつけたい、CGを入れたいなど、必要な機能によって無料でできるものから、有料になるものまで多岐に渡ります。

 

 

  • スマホに対応しているか

ソフト(アプリ)によっては、スマホの録画形式に対応していない場合があります。必ずスマホ対応の物を選びましょう。例えば、最近人気の360度動画や超高画質と言われる4K動画は、有料ソフト(アプリ)の場合が多く、少し古いスマホの形式に対応しているソフト(アプリ)は少ない場合が多くあります。

 

 


windows用おすすめ動画編集ソフトを紹介


WindowsのPCを使って動画を編集したい人におすすめのソフトウェアを紹介します。ソフト搭載の機能や特徴、おすすめのポイントなどをいくつかピックアップしていきます。

 

 

  • 有料ソフト

【Power Director(パワーディレクター)】

Power Director(パワーディレクター)は、Windows対応のソフトの中でも優秀なソフトであると言えるでしょう。基本的なカット編集やテロップの挿入、BGMの挿入、360度動画の編集など、幅広い機能を搭載しています。また、動作性もスムーズで、編集時のストレスも比較的少ないソフトです。

さらに、Blu-rayやDVD、CDへの書き込みも可能でかなり充実度の高いソフトであるため、特別なこだわりがなく機能性の高いソフトが欲しいと言う人は、Power Director(パワーディレクター)がおすすめです。

 

・価格:13,000円

・搭載機能:4k動画、360度動画、縦動画、アクションカメラ、画面録画、自動編集、DVD書き込み、Blu-ray書き込み

 

【Filmora For Windows(フィモーラ フォー ウィンドウズ)】

Filmora For Windows(フィモーラ フォー ウィンドウズ)は、有料ソフトの中でも比較的スマートな機能を搭載しているソフトです。趣味で編集をする程度であればあまり使用しない高度な機能は削っているため使いやすく、なおかつ高機能であることが特徴です。

「あまり高度な編集はしないが、ある程度のクオリティを保ちたい」という人には、Filmora For Windows(フィモーラ フォー ウィンドウズ)がおすすめです。

また、アップデートが無料で長く使い続けられるところもおすすめポイントです。

 

・価格:8,000円

・搭載機能:4k動画、アクションカメラ、画面録画、自動編集、DVD書き込み

 

【Movavi Video Editor(ムーバビ ビデオ エディター)】

Movavi Video Editor(ムーバビ ビデオ エディター)は、有料ソフトの中でも初心者向けとなっています。初めて動画編集をする人や、パソコンの操作が得意ではないと言う人でも比較的使いやすいソフトです。

Movavi Video Editor(ムーバビ ビデオ エディター)は無料体験版もリリースされているため、まずは無料体験版をダウンロードしてパソコンとの相性を確かめてみるといいでしょう。

 

・価格:4,700円

・機能:4k動画、縦動画、自動編集

 

 

  • 無料ソフト

【Microsoftフォト(マイクロソフト フォト)】

Microsoftフォト(マイクロソフト フォト)は、メインは写真を使ったスライドショー動画を作成するアプリですが、動画の編集も可能です。操作もかなり簡単で、基本的なカット編集やBGM挿入、テロップなどの編集であれば問題なくできます。

ただし、細かな設定はできないため、完全にオリジナルの動画を作成したい人には向きません。ホームビデオレベルの動画作りをしたいという人であれば、十分な機能であると言えるでしょう。

 

・価格:無料

・機能:4k動画、縦動画、自動編集

 

【AviUtl(エーブイアイ ユーティル)】

AviUtl(エーブイアイ ユーティル)は、無料でありながらも様々な機能を自分で自由に追加できるソフトです。しかし、ソフト単体では編集が難しく、インストールそのものにも少々手間がかかるため、全くの初心者やPCの操作に不慣れな人には不向きです。

インストールを検討する人は、AviUtl(エーブイアイ ユーティル)のガイドブックを購入することをおすすめします。

 

・価格:無料

・機能:4k動画、縦動画(※ただし、昨日は自分で追加できます。)

 

 


mac用おすすめ動画編集ソフトを紹介!


macのPCを使って動画を編集したい人におすすめのソフトウェアを紹介します。ソフト搭載の機能や特徴、おすすめのポイントなどをいくつかピックアップしていきます。

 

 

  • 有料ソフト

【Final Cut Pro X(ファイナル カット プロ テン)】

Final Cut Pro X(ファイナル カット プロ テン)は、Apple社が開発した高機能ながら初心者にも優しいソフトです。

「プロ仕様の高度な機能はいらないが、無料ソフトよりも自由度の高い機能が欲しい」という人におすすめです。最近では有名ユーチューバーの間でも使用されている人気のソフトです。初心者向けとはいえ高機能ソフトであるため、スムーズに操作するためにはある程度スペックの高いパソコンを使うことをおすすめします。

 

・価格:34,800円

・機能:4k動画、縦動画、DVD書き込み、Blu-ray書き込み

 

【Filmora ForMac(フィモーラ フォー マック)】

Filmora For Mac(フィモーラ フォー マック)は、Filmora For Windows(フィモーラ フォー ウィンドウズ)と同じく有料ソフトの中でも比較的スマートな機能を搭載しているソフトです。趣味程度の編集に必要のない高度な機能は削られており、使いやすいかつ高機能であることが特徴です。

「あまり高度な編集はしないが、ある程度のクオリティを保ちたい」という人には、Filmora ForMac(フィモーラ フォー マック)がおすすめです。また、アップデートが無料で長く使い続けられるところもおすすめポイントです。

 

・価格:8,000円

・搭載機能:4k動画、アクションカメラ、画面録画、自動編集、DVD書き込み

 

【Movavi Video Editor(ムーバビ ビデオ エディター)】

Movavi Video Editor(ムーバビ ビデオ エディター)は、有料ソフトの中でも初心者向けとなっています。初めて動画編集をする人や、パソコンの操作が得意ではない人でも比較的使いやすいソフトです。

Movavi Video Editor(ムーバビ ビデオ エディター)は無料体験版もリリースされているため、まずは無料体験版をダウンロードしてパソコンとの相性を確かめてみるといいでしょう。

 

・価格:4,700円

・機能:4k動画、縦動画、自動編集

 

 

  • 無料ソフト

【iMovie for Mac(アイムービー フォー マック)】

iMovie for Mac(アイムービー フォー マック)は、無料ながら基本的なカット編集やBGM挿入、テロップなどの編集機能が搭載されている便利なソフトです。macユーザーで初めて動画編集をするという人におすすめです。ただし、テロップ機能が弱くMacとの相性によってはエラーが起こることがあります。

 

・価格:無料

・機能:4k動画

 

 


スマホで使える動画編集アプリを紹介!


スマホを使って動画を編集したい人におすすめのソフトウェアを紹介します。ソフト搭載の機能や特徴、おすすめのポイントなどをいくつかピックアップしていきます。

 

 

  • 有料アプリ

【Cute CUT Pro(キュート カット プロ)】

Cute CUT Pro(キュート カット プロ)は、パソコン並みの動画編集が可能な高機能アプリです。スマホならではの直感的な操作が可能で、細かい部分まで自分で設定できます。テロップやワイプの挿入、BGMに関してはスマホに入っているミュージックライブラリから簡単に選択して挿入することができます。また、動画に直接自分で手書きの文字やイラストなどを書き込むことも可能で、かなり編集の自由度が高いアプリであるといえます。

 

・価格:720円

 

【Pinnacle Studio Pro(ピナクル スタジオ プロ)】

Pinnacle Studio Pro(ピナクル スタジオ プロ)は、他のアプリに比べて少々操作性が複雑ですが、その分かなり凝った編集が可能です。

テロップやBGMの編集はもちろん、ナレーションをつける機能までついているため、実況動画なども作成することができます。また、ヘルプ機能が充実しているため、初心者でも安心して使用できます・

 

・価格:1,600円

 

 

  • 無料アプリ

【iMovie(アイムービー)】

iMovie(アイムービー)は、iOS10以降を搭載したiPhone・iPad・iPod touchであれば標準搭載されているアプリです。無料アプリとしてはかなりクオリティの高い機能を持ちます。BGMやテキストの挿入、エフェクトの変更など、基本的な編集機能はほぼ搭載されています。

ただし、このアプリはiOSのみの対応であるため、Androidユーザーは使用できません。

 

【キネマスター】

キネマスターは、初心者でも簡単にできる操作性に反して、パソコン同等の編集機能を持つ大変優秀なアプリです。アプリが動画や静止画を読み込むことで行われる自動編集を始め、テロップの挿入はもちろん、テロップの配置や動きまで自由に設定することができます。

ただし、無料版の場合は動画にアイコンがつきます。これは課金をすることで外すことが可能です。なお、このアプリはAndroidでしか使うことができないため注意してください。

 

【Pocket Video(ポケット ビデオ)】

Pocket Video(ポケット ビデオ)は、ハイクオリティな動画を素早く簡単に作ることができる点が特徴です。例えば、テロップ入れではスタイリッシュなフォントが付属のテンプレートにより簡単に実現できます。人気ユーチューバーなども使用している話題のアプリです。さらに、自分の好きな画像やGIF画像をスタンプとして使用することも可能です。

 

 


おわりに


一見難しいように感じる動画編集ですが、スマホの普及によりその手軽さは増してきています。

パソコンでの編集も簡単ですが、スマホで撮影してそのままアプリで編集すればよりお手軽に凝った動画を作ることができます。ホームビデオや結婚式のビデオ、慣れてくるとYouTubeに投稿できるレベルの動画が作成できるようになるでしょう。「動画編集をやってみたいけど方法がわからなかった」という人は、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。