動画はSEOに効果がある?YouTubeのSEOについても解説!

2018.10.17

Marketing

近年、急激に普及し始めている動画コンテンツは、SEOの面でも注目度が高くなってきています。動画コンテンツの中でも、特に「YouTube(ユーチューブ)」が市場の大半を占めています。

 

この記事では、SEOにおける動画の有用性とYouTubeにおける動画SEOについて詳しく解説していきます。

 

 


動画はSEOに有効なの?


  • そもそも動画SEOとは?

SEOとは、”Search Engine Optimization”の略称であり、「検索エンジンの最適化」という意味です。さらに、Web集客のためにWebサイトを検索上位に表示させるようにしたり、そのWebサイトにおける目標を達成させたりするための一連の取り組みのことを「SEO対策」といいます。つまり、動画SEOとは、動画を使ってSEO対策をすることを指します。

 

 

  • 動画のSEO効果は立証されている

通常、SEO対策といえば「テキスト」がメインの対策となります。しかし、近年では動画コンテンツがテキストや画像に比べてSEOにおける有用性が高いとされています。

具体的には、「動画コンテンツを含むWebサイトは、動画コンテンツを含まないWebサイトと比較して、約53倍の確率で検索結果1位表示される。」という調査結果が立証されています。これについては、アメリカの調査会社「Forrester Research(フォレスターリサーチ)」により2010年に立証されました。

ところが、Googleスタッフはこれと全く逆の意見で「動画コンテンツを掲載してもそれだけでは検索順位は絶対に上がらない」という旨の発言を過去にしているのです。

 

 

  • あくまで「間接的要因」として捉える

Googleスタッフが「動画コンテンツを掲載してもそれだけでは検索順位は絶対に上がらない」という旨の発言をしている通り、動画コンテンツによるSEO対策はあくまで「間接的要因」として捉えましょう。

Googleは動画コンテンツがWebサイト上にあるかないかだけでは検索順位上下を決めていないため、動画コンテンツがあるだけで検索順位が上がるとは一概には言えません。しかし、動画コンテンツをWebサイトに掲載することが全くもってGoogleのアルゴリズムに影響しないとも言い切れません。

これらを総括して考えると、「動画コンテンツをWebサイト上に掲載するとGoogleのアルゴリズムに良い影響を与える可能性がある」ということが言えるでしょう。

 

 


動画のSEO手法


  • 動画内容そのものは認識されていない

現状では、Googleの検索エンジンは「動画の内容までは読み取っていない」とされています。つまり、動画コンテンツであってもSEO対策として効果のある要素は「テキスト」であると考えられます。動画におけるテキスト情報とは、「タイトル」「説明文(概要)」「タグ」などが挙げられます。

しかし、一般的なビッグワードを動画コンテンツで狙おうとしても、既に検索上位に表示されているWebサイトには勝てないことが考えられます。つまり、「動画を表示させることがユーザーにとって有益な情報である」と考えられるキーワードを狙う必要があります。

 

例えば、「アーティスト名」と「アーティスト名+曲名」であれば、どちらがより動画コンテンツのニーズが高いと考えられるでしょうか?答えは、「アーティスト名+曲名」です。

なぜなら、アーティスト名に加えて曲名まで検索する人は、「そのアーティストの曲が聴きたい」というニーズが高いことが考えられるからです。

現に、「アーティスト名」で検索した時より「アーティスト名+曲名」で検索した時の方が、動画コンテンツが上位表示されやすい傾向があります。ただし、動画SEOの手法はアルゴリズムが定着していないため、必ずしもこの限りではありません。

 

 

  • Googleが評価する動画とは?

Googleに評価されやすい動画コンテンツは、「レビュー」「ハウツー」「スポーツ」「チュートリアル」の4カテゴリであると言われています。

これらのカテゴリが評価されやすい背景には、「具体的にユーザーの困りごとを解決するコンテンツ」になりやすいということが考えられます。

基本的にGoogleは、ユーザーの問題解決に繋がる検索結果を表示するアルゴリズムを設定しているとされているため、「レビュー」「ハウツー」「スポーツ」「チュートリアル」はその考え方に直結する動画コンテンツであると考えられています。

 

【YouTubeで高評価の動画も評価されやすい】

一般的に、YouTube内で高い評価を得ている動画は、Googleでも評価されやすくなるとされています。ただし、YouTubeとGoogleの検索結果が必ずしも同じとは言えませんが、YouTubeはGoogleのグループ会社であるため、その確率は十分に高いと考えられています。

また、Googleは「リッチスニペット」と呼ばれる、検索結果に表示される2〜3行程度の概要文についても重視しているとされています。これは動画コンテンツにおける動画説明文やサムネイルを指します。動画の内容に適した説明文やサムネイルの設定が重要ということになります。

 

 

  • 現状ではYouTubeが効果的

SEO対策として動画コンテンツを利用したいと考えている場合は、現状ではYouTubeが一番効果的であるとされています。YouTubeは2006年にGoogleのグループ会社の一つとなり、それが関係しているかは明確ではありませんが、動画コンテンツにおいては比較的YouTubeが検索上位に上がりやすい傾向があります。

また、YouTubeそのものが初心者向けコンテンツであり、動画のアップロードも手軽であるため、これからSEO対策として動画コンテンツを取り扱おうと考えている場合はYouTubeをおすすめします。

 

 


動画コンテンツのSEO手法


  • 構造化マークアップの実装

現状では、Googleは動画の中身まで読み込む機能を持たないため、たとえ動画コンテンツであっても読み取るのはテキスト情報となります。そこで、「構造化マークアップ」を実装することで、Googleがより効率的にWebサイトの最適性を測りやすくなります。

そもそも構造化マークアップとは、検索エンジンがWebサイト内の構造やテキスト情報の意味などを理解できるようにする取り組みことを指します。通常、コンピューターはテキスト情報の意味や構造を人間のように理解することはできません。コンピューターにテキスト情報の意味や構造を理解させるためには、このマークアップ実装する必要があります。

 

 

  • サイトマップ作成

サイトマップとは、Webサイトに掲載されているコンテンツの構造を伝えるためのものです。

検索エンジンは、このサイトマップを読み込むことでより高度なSEOをとり行います。動画コンテンツを含むWebサイトを作成した際には、必ずサイトマップを作成しましょう。

 

 

  • 動画の詳細をテキスト化する

Googleが基本的に読み込むものはテキスト情報であるため、動画コンテンツに関する情報をテキスト化し、併せて掲載することでより効果的なSEO対策が期待できます。

 

 


YouTubeを使った動画SEOのポイント


  • YouTube内でのSEO対策で押さえておきたいポイント

以下では、YouTubeでSEO対策を行うときのポイントを紹介します。

 

【タグ】

タグとは、動画に貼ることのできる関連キーワードのことを指します。タグは一つの動画に複数貼ることができ、タグのキーワードを検索した時にそのタグが貼られている動画が検索で引っかかるようになります。ただし、貼り付けるタグは必ずその動画に関連するキーワードにしましょう。また、タグ付けを動画の種類やカテゴリで分けると、関連する動画が自動的に選択され、他の動画の関連動画としてその動画が表示されやすくなり、結果的に視聴される確率が上がると考えられています。

 

【サムネイル】

サムネイルとは、動画を再生する前に表示されている静止画のことを指します。サムネイルはその動画にたどり着いた人が、動画を再生するかしないかを判断する重要なものです。サムネイルによってどんな動画なのかを一目で判断するため、動画の内容に関係した魅力的なサムネイルを作成する必要があります。

サムネイルでのポイントは、人物や食べ物をアップにしてはっきりと見えるようにすると、クリック率が上がる傾向があるとされています。

 

【タイトル】

タイトルは、その動画の顔になる部分と言っても過言ではありません。動画SEOにおいても最も影響力のあるテキスト情報であるため、動画の内容と合致したキーワードを使ったタイトルをつけなければなりません。

タイトルを付ける際には、その動画のキーワードを「なるべく動画の前半部分に入れる」ということがクリック率アップのポイントとなります。また、タイトルの長さも重要で、できるだけ簡潔に、ユーザーがクリックしたくなるような文言を「32文字以内に収める」ことが大切であるとされています。32文字以内である理由は、YouTubeで表示されるタイトルの最長が32文字に設定されており、それ以上長いタイトルとなると後半部分が見切れてしまい、ユーザーに動画内容が伝わりづらいタイトルとなってしまう恐れがあるからです。

ただし、あまりに動画と関連性のないタイトルを付けてしまうと、再生を途中でやめてしまうユーザーが多いことが分かっています。これは、動画の総再生時間に悪影響を与えるため、動画の内容に適したタイトルを付けるようにしましょう。

 

【動画説明文(概要欄)】

動画説明文とは、一般的に「概要欄」とも呼ばれます。通常であれば、動画のすぐ下におおよそ2〜3行表示されるテキスト情報です。テキスト情報が長ければその下に「もっと見る」という表示がされ、さらに展開して長いテキスト情報を表示することができます。動画説明文(概要欄)には一般的に、動画の説明文が書かれますが、必要に応じて関連サイトのリンクなどが貼り付けられている場合があります。

 

【再生回数と総再生時間】

再生回数とは、その動画が再生された回数のことを指します。再生回数は動画を最後まで見なくても、Webページを更新したりリピートしたりすることで回数が加算されていきます。一方で総再生時間とは、動画が再生された時間の総数のことを指します。

総再生時間に関しては動画がどのくらいの長さ再生されたかを時間で計るため、Webページの更新やリピートでは加算できず、しっかりと動画が再生されなければ加算されません。

このような背景から、かつては再生回数で評価されていた動画コンテンツは、現在では総再生時間を評価するようになっています。できるだけしっかりと動画が再生されるようにするためには、魅力的な内容の動画を作る必要があります。

 

【視聴者維持率】

視聴者支持率とは、その動画コンテンツの注目度の尺度のことを指します。視聴者支持率のデータは、YouTubeが独自で収集しているとされています。視聴者支持率の尺度とされているものには、チャンネル内で総再生時間が上位の動画・特定の動画における異なる期間内での視聴データ・チャンネル内の全動画の平均視聴時間などがあります。

 

 

  • 動画を通じたコミュニケーションを充実

YouTubeには視聴者と配信者のコミュニケーションツールとして、コメント機能・お気に入り・評価ボタンなどを備えています。これらの数値に関してもYouTubeはデータとして参考にしているため、動画SEOに影響する要素の一つであるとされています。コメント数・お気に入り登録をしている人数・評価数は、その動画に対してどれだけ興味関心が持たれているのかを計る重要な指標となっているのです。

 

【SNSでのシェア数にも注目】

YouTubeにおける動画SEOは、YouTube内での支持率だけではなく、YouTube外での支持率」も評価の重要な指標とされています。これは主に、「SNSでのシェア数」が重要視されていると考えられます。

最近では、Twitter・Instagram・Facebookなどがメジャーであると言えるでしょう。SNSでのシェア数を増やすためには、視聴者の興味関心を刺激するような魅力的な動画コンテンツを作成するに他ありません。

 

 


おわりに


近年の動画コンテンツの普及と共に注目を集める動画SEOは、コンテンツの充実度とそれに付随するユーザーのアクティビティが重要であると言えます。どれだけ優良なコンテンツであったとしてもユーザーからのアクションがなければ、その動画コンテンツはGoogleからは評価されないのです。

まずはYouTubeを使った動画SEOに取り組み、YouTube内でのアクティビティを活性化させることがポイントであると言えるでしょう。